8月31日、管理職が9月を迎える前にしておきたいこと

~明日から走り出す前に、今日は少しだけ振り返る日に~

8月31日。

明日から9月です。

夏休みを取った人も、ほとんど休めなかった人も、どこか「夏が終わる」という区切りを感じる日ではないでしょうか。

そして管理職にとって9月は、少し空気が変わる時期でもあります。

上半期の実績が見えてきて、今年度の着地を考える。

必要に応じて修正予算を考え、来年度の予算や事業計画も少しずつ動き始める。

会議も増え、資料も増え、

「さあ、ここからもうひと頑張り」

そんな気持ちになる方も多いかもしれません。

でも、その前に。

8月31日の今日は、これからの数字ではなく、ここまでの「人」を振り返る日にしてみませんか。


今年ここまで、誰の顔が浮かびますか

1月から8月までを、少し思い返してみてください。

頑張ってくれた人。

成長した人。

難しい仕事を引き受けてくれた人。

誰かが困っているとき、さりげなくフォローしてくれた人。

目立たないけれど、毎日変わらず仕事を続けてくれている人。

数字や評価表には表れなくても、

「あの人がいてくれて助かったな」

と思う人はいないでしょうか。

管理職になると、どうしても「できていないこと」に目が向きます。

目標まであと少し。

ここを改善しなければ。

もっと成長してほしい。

もちろん、それも管理職の仕事です。

でも、次の目標を見る前に、

「ここまで、ありがとう」

と伝える時間があってもいいと思うのです。


最近、ちゃんと部下の顔を見ていますか

忙しくなればなるほど、会話は業務連絡になっていきます。

「これ、どうなってる?」

「いつまでにできる?」

「数字は?」

「報告お願いします」

仕事を進めるためには必要な会話です。

でも、そればかりになっていないでしょうか。

いつもより口数が少ない。

最近、笑わなくなった。

少し疲れているように見える。

反対に、無理に元気に振る舞っているように感じる。

そんな小さな変化は、数字の資料には出てきません。

だからこそ、ときどきパソコンから顔を上げて、人を見る。

「最近どう?」

たったそれだけでも、話すきっかけになることがあります。


8月、自分はどんな管理職だったでしょう

そして今日は、部下だけではなく、自分自身のことも振り返ってみてください。

忙しいを理由に、話を聞けなかったことはなかったか。

余裕がなくて、少し強い言い方をしてしまったことはなかったか。

「ありがとう」を言いそびれていなかったか。

部下の話を聞きながら、頭の中では次の仕事を考えていなかったか。

もちろん、全部できる管理職なんていません。

私自身、管理職をしていた頃を振り返れば、

「あのとき、もう少し話を聞けばよかった」

「あの変化に、もっと早く気づけなかったかな」

と思うことがあります。

だから振り返ることは、自分を責めるためではありません。

明日から少しだけ関わり方を変えるため。

それで十分だと思います。


管理職自身も「頑張ってきた人」の一人です

もう一つ、忘れてほしくない人がいます。

それは、自分自身です。

部下のこと。

上司から求められること。

会社の数字。

お客様のこと。

トラブルへの対応。

管理職は、いろいろなものの間に立っています。

誰かを支える側にいると、自分が疲れていることには意外と気づきにくいものです。

「もっと頑張らないと」

と思う前に、

「私も、ここまでよくやってきた」

と、一度認めてもいいのではないでしょうか。

自分に余裕がなくなれば、人の小さな変化にも気づきにくくなります。

自分を整えることも、管理職の大切な仕事の一つです。


明日から9月。数字を見る時間が増えていきます

9月になると、管理職の目の前には、たくさんの数字が並び始めます。

今年度の実績。

目標との差。

修正予算。

来年度予算。

そして、来年度の事業計画。

夏休み気分も一気に飛んでしまうような季節の始まりです。

だからこそ、その前日の今日くらいは、

数字ではなく、

その数字を一緒につくってきた人たち

を思い浮かべてみてください。

そしてできれば、明日、

「ありがとう」

「助かったよ」

「最近どう?」

そんな一言を、誰かに伝えてみてください。


9月を走り出すのは、明日からでいい

8月31日。

今日のうちに来月の目標を全部決めなくてもいい。

来年度の答えまで出さなくてもいい。

まずは、

今年ここまで、何ができたのか。

誰に助けてもらったのか。

誰が成長したのか。

そして、自分自身はどうだったのか。

少しだけ振り返ってみる。

明日から始まる9月は、きっとまた忙しくなります。

実績と向き合い、予算と向き合い、来年度について考える時間も増えていくでしょう。

でも、その数字の向こう側には、いつも「人」がいます。

だから、数字を見る前に、人を見る。

計画を立てる前に、今いる人を知る。

そして、自分自身の状態にも目を向ける。

9月を走り出すのは、明日からで大丈夫です。

今日は、

「ここまで、お疲れさま」

そんな言葉を、部下にも、そして自分自身にも伝える日にしてみませんか。

 

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