人事ご担当のみなさま、こんにちは。
岡山県を中心に人材採用や育成研修のお仕事をしているMORE+阪本です。
今日はみなさんにお聞きしてみたいと思います。
みなさんの好きな色は何色ですか?
【色からわかる心の状態】
ぱっと応えられる人もいれば、考え込む人もいるかもしれませんね。
色はその人の心の状態を表わすと言われています。
最近では、カラーセラピーという言葉を良く聞きます。
趣味や講座メニューとして目に触れることも多いので、人気のコースになっているのだと思います。
カラーセラピーとは、色の力を利用して心を癒すセラピーのことです。
心身のバランスを整える効果が期待できることから、カラーセラピーをカリキュラムに取り入れる
医療施設や福祉施設も増えてきています。
参照:カラーセラピーとは?効果や種類、カラーセラピストになる方法を紹介|生涯学習のユーキャン (u-can.co.jp)
一方、アートセラピーは、みなさんあまり耳にされたことがないのではないでしょうか。
アートセラピー(クリエィティブ・アーツ・セラピー)とは、主に欧米の精神医療の中で研究された、
心のケアに役立つ心理療法です。心理的な病を持った人や、様々な障害を持つ方の治療に役立ちます。
また、治療を目的としたものばかりではなく、健康な人の悩みや苦しみを癒し自己成長や自分らしさを
取り戻すことにも役立ちます。
参照:アートセラピーとは | クエスト総合研究所 (questnet.co.jp)
どちらも心を整えたりケアしたりする時に用いられますが、アートセラピーは心理療法のひとつであり、
治療的なアプローチと精神医学や心理学としての判断や診断の2つの分野から研究されてきました。
色そのものがもつ意味の解釈はそれぞれかもしれませんが、色が心のケアに用いられることを
両方ともに謳っています。
今日はアートセラピーの観点から色についてお話させていただきます。
【色のイメージ】
色には共通で感じる色と個人的感情を投影しやすい色があります。
同じ赤でもリンゴの赤とトマトの赤は一緒でしょうか。
バナナの黄色とレモンの黄色はどうでしょうか。
髪の毛の色と言われるとどんな色をイメージしますか。
肌色ってどんな色でしょうか。
ユング心理学のいざないでは、次のよう書かれています。
*ユング:参照https://seminars.jp/media/444#post-heading0
色には赤、オレンジ、黄などの暖かい色と、青、紺、紫などの冷たい色がある。
この場合に、緑は両者を結ぶ中間色である。さらに色を他のものとの連想から考える方法がある。
たとえば、赤は血、傷、動物的な生命力、エモーション、情熱。
オレンジは火と炎、オレンジ、
黄は光、太陽の色、中国では大地、ひらめき、直感、
緑は自然、植物の繁殖、感覚、時には死。
青は空、海、知性、思考。
茶は大地、豊かさ、
紫は赤と青の反対色の混合で、不安をあらわすと同時に高貴な色とされている。
また、色を暗色と明色と分ける方法では。。。
私は、時々、クレヨンで絵を描きます。
テーマを決めて書くのですが、実は以前の私の絵は、オレンジ、黄色、緑が中心でした。
それが、最近の絵では青が中心になっています。
生活環境が大きく変わったという事実があります。
でも、それだけで選ぶ色がこんなに変わるのかなと思います。
黄色や白は意識の世界を表わし、黒や濃紺は無意識の世界を表わすとも言われます。
みなさんも自分の心の状態の変化に気づく時がありませんか。
【お薦めの心の状態を知る方法】
ちょっとお薦めの心の状態を知る方法をお伝えします。
もしクレヨンをお持ちであれば、好きな色と嫌いな色を選んでみましょう。
1枚の画用紙の半分に好きな色で何か描いたり塗ったりしましょう。カタチだけでも大丈夫です。
次に残りの半分のスペースに嫌いな色で描いたり塗ったりしてみましょう。
描いたものは同じですか。
カタチや塗り方は一緒でしょうか。それともどんな風に違うか見てみましょう。
好きな色はなぜ好きなのか?
嫌いな色はなぜ嫌いなのか?
そんなことを考えながら見ていると、自分の心の状態が見えてきませんか?
毎日、日記の代わりにその日の気分や気持ちを色やカタチで描いておくと、自分の心の状態の変化に
自分で気づくことができるかもしれません。
人事ご担当のみなさま、経営資源のひとつである「人財」の活用について日頃から取り組む中で
どうぞ最大限の力をみなさまが発揮できるように心のケアにもお気をつけください。
今日、みなさんが着ている服は何色ですか。
そんなところからも心の状態はわかるかもしれません。
ご自分の心の健康管理も大切にしていただければ幸いです。