何があればもっと働きやすくなる?

~ 常識は意外と人によって違うのかもしれない ~

管理職だった頃、

社員面談で必ず聞いていたことがあります。


「何があればもっと働きやすくなる?」


「どんなサポートがあれば、もっと結果を出しやすくなる?」


でも、

すぐに答えが返ってくることはあまりありません。


みなさん、

しばらく考え込みます。


中には

「特にありません」

と答える人もいます。


でも、

少し時間をかけて話していると、


「実は・・・」


と本音が出てくることがあります。


「相談しやすい雰囲気があれば」


「もう少し業務の優先順位が分かると助かります」


「失敗しても大丈夫と思えると挑戦しやすいです」


そんな言葉です。


もちろん、

私ひとりでは解決できないこともあります。


会社の制度。

予算。

組織のルール。


管理職にできることには限界があります。


でも、

話を聞くことはできる。


理解しようとすることはできる。


そして、

一緒に考えることはできる。


私はそれだけでも意味があると思っていました。


「阪本の支店の常識は会社の常識と違う」

そんな私ですが、

役員から呼ばれたことがあります。


「阪本の支店の常識は会社の常識と違う」


そんな言葉をいただいたのです。


当時の私は、

いわゆる地域支店ではなく、

会社の重点顧客を専門に担当するアカウント支店を任されていました。


そのため、

私たちは会社全体の文化よりも、

お客様の文化や価値観に大きな影響を受けていたように思います。


お客様が大切にしていること。


お客様が求めていること。


お客様から評価されること。


それらを追求する中で、

自然と独自の文化ができあがっていました。


そして面白いことに、

それは私ひとりの考えではありませんでした。


支店メンバーも、

何の違和感もなく、

その文化の中で働いていたのです。


だから私は、

役員に言われるまで、

それが特別なことだとは思っていませんでした。


常識は意外とあいまい

その時に思ったのです。


私たちは、

自分の常識を当たり前だと思っています。


でも、

その常識は、

所属する組織や環境によって作られていることも少なくありません。


会社が違えば常識も違う。


部署が違えば常識も違う。


家庭が違えば常識も違う。


育ってきた環境が違えば、

正しいと思うことも違います。


だから、

部下が理解できないのではなく、

見ている景色が違うだけかもしれない。


子どもが分かっていないのではなく、

感じていることが違うだけかもしれない。


そんな視点も必要なのだと思います。


子どもも大人も同じ

保育の現場でも、

企業の現場でも、

最近よく思うことがあります。


人は、

答えを持っていないのではなく、

言葉になるまで時間がかかることがある。


だから、

すぐに答えを求めるのではなく、

考える時間を待つことも大切です。


保育士さんが子どもの気持ちを待つように。


上司が部下の考えを待つように。


そして、

相手の常識や価値観を理解しようとするように。


私は、

管理職時代も、

今の保育セミナーや企業研修でも、

同じことを大切にしています。


おわりに

人はそれぞれ違う常識の中で生きています。


だからこそ、

分かり合えないこともあります。


でも、

だからこそ対話が必要なのだと思います。


教える前に聞くこと。


答えを与える前に考えること。


評価する前に理解しようとすること。


そんな小さな積み重ねが、

安心して話せる関係をつくっていくのかもしれません。


私はこれからも、

学ぶよりも気づくことを大切にしながら、

人と人をつなぐお手伝いをしていきたいと思います。


だからこそ、私は研修をしています

私がお届けしている研修は、

知識を増やすためだけのものではありません。


相手を理解する力。


気づく力。


安心して話せる関係づくり。


そして、

違う価値観を持つ人同士が、

より良い関係を築くための対話の場です。


🌿 社員が辞めない組織づくり研修
https://x.gd/4YqDi

離職防止、心理的安全性、管理職支援などをテーマに、
安心して話せる組織づくりをお手伝いしています。


🌿 絵と対話で本音を引き出すファシリテーター養成講座
https://kodomonoe-facilitator.hp.peraichi.com/

対話を通して人の可能性を引き出したい方へ。


🌿 「子どもの絵」心理カウンセラー養成講座
https://5r41s.hp.peraichi.com/

子どものサインに気づき、
心に寄り添える大人を増やしたいと思っています。


人は違うから面白い。

そして、

違うからこそ、

対話する価値があるのだと思います