あなたは、今会いたい人がいますか
~ 七夕に思う、大切な人との時間 ~
今日は七夕ですね。
一年に一度、
織姫と彦星が会える日。
そんな話を聞くたびに、
私はいつも考えます。
「今、会いたい人は誰だろう。」
私には、
今、会いたい人がいます。
父と母です。
もう会うことはできません。
でも、
もし七夕のように、
一年に一度だけ会えるのなら、
私は今の自分を見てもらいたいと思います。
「元気にしてるよ。」
「ちゃんと頑張ってるよ。」
「たくさんの人とのご縁に支えられながら、自分らしく歩いているよ。」
そんなことを話したいです。
そして何より、
「今の私があるのは、お父さん、お母さんのおかげだよ。」
そう伝えたいと思います。
私の家には仏壇があります。
その部屋には、
父と母、
そして祖母の写真が飾ってあります。
我が家に泊まりに来てくださった方は、
その部屋で一緒に過ごします。
「毎日、お話ししているんです。」
そうお伝えすると、
驚かれることもあります。
でも私にとっては、
とても自然なことなのです。
毎朝、
お線香をあげながら、
「おはよう。」
「今日はこんな予定だよ。」
「今日はちょっと緊張してるんだ。」
「見守っていてね。」
そんなふうに、
父や母、祖母と話をしています。
返事が返ってくるわけではありません。
でも、
不思議と心が落ち着きます。
姿は見えなくても、
今も一緒にいてくれる。
そんな気がしています。
先日、
大切な方との突然の別れも経験しました。
起業して間もない頃から約3年間、
私を支えてくださったメンターのような存在でした。
迷った時、
立ち止まった時、
「あなたらしく生きなさい。」
「あなたにしかできないことがある。」
そう言って、
何度も背中を押してくれました。
ここ一年ほどは、
お互い忙しく、
連絡を取ることもありませんでした。
「そろそろ話がしたいな。」
そう思っていた矢先の訃報でした。
だから今、
心から思うことがあります。
「また今度。」
その”今度”は、
必ず来るとは限らないのだということ。
私たちは、
忙しさを理由に、
会いたい人との時間を後回しにしてしまうことがあります。
落ち着いたら。
時間ができたら。
そのうち連絡しよう。
でも人生は、
その約束を待ってくれないことがあります。
だからこそ、
会いたい人には会う。
伝えたい言葉は伝える。
「ありがとう」は、
思った時に伝える。
そんな生き方をしたいと思いました。
心理学者カール・ユングは、
人生の後半を、
「本当の自分を生きる旅」
と考えました。
また心理学では、
大切な人を失った悲しみ(グリーフ)は、
ごく自然な心の反応だと考えられています。
そして最近のグリーフケアでは、
亡くなった人との関係は終わるのではなく、
新しい形で続いていく
という考え方も大切にされています。
だから私は、
毎朝話しかける時間を、
悲しみの時間ではなく、
「今日も見守ってもらっている時間」
だと思っています。
私は今でも、
何かうれしいことがあると、
「見ていてくれているかな。」
と思います。
迷った時には、
「今なら何て言ってくれるかな。」
と心の中で問いかけることもあります。
姿は見えなくても、
父や母、
祖母、
そして大切な人たちは、
今も私の人生の中で生き続けているような気がしています。
七夕は、
願いごとを書く日でもあります。
でも今年の私は、
願いごとよりも、
感謝を伝えたい人の顔が浮かびました。
そして、
「今の私を見てほしい。」
そんな気持ちがあふれてきました。
まだまだ夢の途中だけれど、
子どもたちが安心して育てる社会をつくりたい。
働く人が安心して働ける職場を増やしたい。
子どもの心に気づける大人を増やしたい。
少しずつですが、
そんな夢に向かって歩いています。
だから、
「元気にやっているよ。」
「あなたたちのおかげで、今の私があります。」
そう伝えたいと思います。
もし今、
「会いたいな。」
と思う人がいるなら、
ぜひ会いに行ってください。
「ありがとう。」
を伝えたい人がいるなら、
今日伝えてみてください。
その一言が、
かけがえのない時間になるかもしれません。
ゆきちゃんへ
たくさんの愛情をありがとう。
たくさんの勇気をありがとう。
迷ってばかりの私に、
「あなたらしく生きればいい。」
そう言い続けてくれたこと、
一生忘れません。
今の私を、
見てもらいたかったです。
少しずつですが、
あなたが信じてくれた道を、
私も信じて歩けるようになってきました。
新しい仲間とも出会い、
夢も少しずつ大きくなっています。
だから、
「元気にやっているよ。」
「あなたのおかげで、ここまで来られたよ。」
そう伝えたかった。
これからも、
教えていただいたことを胸に、
私らしく歩いていきます。
そして今度は、
私が誰かの背中をそっと押せる人になります。
それが、
ゆきちゃんへの一番の恩返しになると信じています。
本当にありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
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私は企業や保育・教育現場で、
心理学やアートを通して、
「人を理解すること」
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