アートセラピーは子どものためだけのものではありません
~ 言葉にならない気持ちを見つける方法 ~
私は、
言葉がおぼつかない子どもたちの気持ちを、
絵から読み解く活動に力を入れています。
子どもは、
大人のように自分の気持ちを上手に言葉にできません。
だからこそ、
色や形、
描かれたモチーフ、
絵の配置などから、
今どんな気持ちなのかを考えていきます。
でも実は、
アートセラピーは、
子どもだけのものではありません。
大人も言葉にならない気持ちを抱えている
働くパパやママ、
そして職場で働く私たちも、
本当は言葉にならない気持ちをたくさん抱えています。
「大丈夫です」
と言いながら、
本当は疲れている。
「問題ありません」
と言いながら、
少し不安を感じている。
「頑張ります」
と言いながら、
本当は助けてほしい。
そんな経験はありませんか?
私自身、
30年間人材業界で働く人たちの相談を受けてきました。
その中で感じたのは、
人は必ずしも本音を言葉にできるわけではない、
ということです。
むしろ、
本当に苦しい時ほど、
言葉にならないことがあります。
アートは「言葉の前の気持ち」を表現できる
アートセラピーの魅力は、
上手に描くことではありません。
絵が得意である必要もありません。
色を選ぶ。
線を描く。
形をつくる。
その過程の中で、
自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。
私は研修でも、
「家を描く」
「宇宙人を描く」
といったワークを行うことがあります。
すると、
参加者の方から、
「自分でも気づいていなかったことに気づいた」
「今の自分の状態が見えた」
「久しぶりに自分と向き合えた」
という感想をいただくことがあります。
子育てにも、職場にも共通すること
子育ても、
職場のコミュニケーションも、
本質は似ているように感じます。
それは、
相手を理解しようとすること
です。
子どもの絵を見る時も、
社員の話を聞く時も、
大切なのは、
👉 正解を当てること
ではありません。
👉 「この人は何を感じているんだろう」
と、
関心を持つことです。
人は安心すると話せる
私は研修の中で、
よくこんなお話をします。
「人は安心すると話せる」
子どもも、
大人も同じです。
安心できる環境があるから、
本音を話せる。
理解しようとしてくれる人がいるから、
気持ちを表現できる。
アートセラピーも、
そのためのひとつの方法です。
なぜ私が研修をしているのか
私は現在、
企業や保育・教育現場で、
アートと心理学を活用した研修を行っています。
「子どもの絵」と聞くと、
子ども向けの内容だと思われることがあります。
でも実際には、
自分の気持ちに気づくこと
相手を理解しようとすること
安心して話せる関係をつくること
は、
子どもだけではなく、
働く大人にも共通するテーマです。
保育の現場でも、
企業の現場でも、
離職や人間関係の悩みの背景には、
本音が言えない
助けを求められない
気づいてもらえない
という問題が隠れていることがあります。
だから私は、
アートを通して
「言葉にならない気持ち」に気づき、
安心して対話できる関係づくりをお手伝いしています。
おわりに
アートセラピーは、
決して子どものためだけのものではありません。
働くパパやママにも。
管理職の方にも。
人事担当者にも。
そして、
毎日誰かのために頑張っているすべての人に、
役立つものだと思っています。
言葉にならない気持ちに気づくこと。
自分自身を理解すること。
そして、
相手を理解しようとすること。
そんな小さな積み重ねが、
家庭や職場の安心につながっていくのかもしれません。
子どもも、
大人も、
まずは安心できることから。
そんな思いを大切にしながら、
これからも研修や講座を続けていきたいと思っています🌿
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