昨日は「母の日」でしたね。
街では、カーネーションの花束を大切に抱えた子どもたちの姿をあちこちで見かけました。
お母さんへの「ありがとう」の気持ちが、あたたかな花束や言葉に込められていた一日。

スーパーやお花屋さんの店頭に並ぶ赤やピンクのカーネーションを見て、
「今年は何を贈ろうかな」と考えた方も多かったのではないでしょうか。


🌸私の母の日は──

私はというと、本当はお墓参りに行くつもりでした。
でも体調が少しすぐれなかったこと、そして空模様の不安もあり、
家で静かに、仏前にカーネーションと母の好きだった和菓子をお供えしました。

手を合わせながら、
母と一緒に過ごした時間、
声をかけてくれたあの場面、

黙って背中を押してくれたあの瞬間──
そんな思い出が、次々に浮かんできます。


🌿“贈る側”から“贈られる側”へ

母の日は、かつて「贈る側」だった私たちが、
いつの間にか「贈られる側」になっていることに気づく日でもあります。

子どもから「ありがとう」と言ってもらえることの尊さや、
自分もまた誰かの“母のような存在”になっていることに、
じんわりと胸が熱くなる瞬間があるかもしれません。


🕊️それぞれの母の日

母が健在の方にとっては、
この日が感謝を伝える機会であると同時に、
改めて「今ここにいてくれること」へのありがたさを感じる日。

そして、もう会えない方にとっては、
手を合わせて“心で会いに行く日”になるのかもしれません。

誰かを思い出し、心を寄せる時間。
それがきっと、「母の日」の本当の意味なのだと思います。


母の日の翌日、
少しだけゆっくりと、
あの人のぬくもりを思い出してみませんか?

その人が好きだったもの、よく口にしていた言葉、
ふとした仕草──

その記憶は、今も私たちの中に静かに息づいています🌷